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学習プログラム 取材記録 取材日:2005/11/25
施設名 高取山ふれあい公園
URL http://www.tagatown.jp/takatori/
所在地 多賀町藤瀬1090-1
TEL 0749-49-0635
FAX 0749-49-0637
e-mail
事業概要 当公園は多賀町の南西部に位置する86haの山を丸ごと公園にした緑豊かなキャンプ場です。園内には湿原から雑木林、杉林まで多様な植生があり、更にそれを利用した炭焼窯やシイタケ栽培林など、森の暮らしのリアルな姿が生きた教材として点在しています。
★取材記録はこちら →http://www.ecoloshiga.jp/I_report/index.php?act=dtl&type=lnk&id=112
 多賀町にある「高取山ふれあい公園」を訪ねました。
「高取山ふれあい公園」は、1995年(平成7年)林業構造改善事業(国の事業)で整備されたもので、交流センターとバンガローをもつ森の公園です。山の持ち主である大滝山林組合が施設を管理しています。大滝山林組合は彦根市、多賀町、甲良町、豊郷町の1市3町で820haの直営山林と1600haの貸し付け山林を管理しています。その内の東高取地区86haが「高取山ふれあい公園」です。
この公園へは、車で名神彦根ICから25分または八日市ICから35分。JRだと河瀬駅から湖国バス萱原線に乗り「滝の宮」下車、徒歩で30分ほどかかります。
 今回は、大滝山林組合の田中一則(たなかかずのり)さんに公園を案内していただきました。
       案内してくださる田中さん


◆公園内にはどのような施設がありますか?
(田中さん)宿泊施設は、年間を通して快適に宿泊できる9棟のバンガロー、山の家、キャンプサイト、大浴場や研修室がある森林体験交流センターなどがあります。宿泊は、90人まで収容できます。その他、木工芸体験施設や炭焼き窯もあります。
       炭焼き窯

夏場はいつも満員で、県外からのリピーターも大勢訪れます。
また、雨が降ったときにもいろいろなイベントができるドーム屋根の施設もあります。
       雨天時に便利な木製ドーム

高取山の入園には、200円(子ども100円)の入園料をいただいています。これは、森やトイレなどの整備に充てられます。また各施設の利用にはそれぞれ使用料が必要です。


◆公園内には、いくつもの特徴のある散策路が多くて山野の木や草花を観察しながら散策できるようですね。
(田中さん)高取山には、「どんぐりの道」(2.1km)、「はなの道」(0.15km)、「くすりの道」(0.3km)、「きのみの道」(0.6km)、「とりの道」(1km)、「たかとりの道」(1.6km)、「せせらぎのこみち」とそれぞれ特徴のある多くの散策路があります。高取山展望台には「たかとりの道」などを通って1時間〜1時間半くらいで行け、湖東平野や琵琶湖が一望できるおすすめポイントです。また高取山経由で標高616mの八ツ尾山の山頂までの縦走登山ルートもあり、山歩きが楽しめます。
       散策路

◆この公園ではどのようなイベントを行っていますか?
(田中さん)約2000本の桜が咲く4月には「桜祭り」、6月には「ふれあい祭り」、11月には「森の運動会」を行っています。
この中で、6月の「ふれあい祭り」は最も大きいイベントで、ウォークラリー、木工教室、魚つかみ、アウトドアクッキングなど多彩な催し物があり、約1,000人が参加されます。11月の「森の運動会」では遊歩道の途中にアトラクションを設けた高取スポーツラリー、丸太切り選手権などを行います。このような里山でのイベントを通じて、自然や森と親しみ、森の働きに関心を持っていただきたいと思っています。

◆その他に、このフィールドを利用してどのような環境学習ができますか?
(田中さん)この公園では、利用者自身が学習内容を組み立てて施設や公園の自然を使って自由に学習するための“場の提供”を主としています。
木工体験、遊歩道散策、木の名前当てなどや、炭焼き体験も可能ですので、利用者と公園のスタッフとで事前に学習や体験活動の内容を相談して利用方法を決めることになります。
       木工体験施設

希望に応じて公園のスタッフが、遊歩道での案内や草木の説明、木工教室での指導、その他活動内容についての助言などのサポートもできます。

施設利用者としては、小学校や子ども会が多く、年間100〜200団体、約2万人が利用しています。

このほかに、学習や体験の場としてだけでなく、環境保全活動の場として、現在、次の団体にここのフィールドを提供して有効に利用してもらっています。
・滋賀県立大学「木匠塾」(もくしょうじゅく):3年前からここを利用してツリーハウス(遊具の一種)や展望台等の木の設備を作っています。材料の木は山林組合が提供しています。
       木匠塾が作ったツリーハウス(写真左)・展望台(写真右)

・森林発電プロジェクト・おうみ木質バイオマス利用研究会:森林発電所、炭窯、水質浄化システムの研究活動拠点となっています。
・森林ボランティア(高取森林クラブ):森の整備をしています。

◆植樹活動の場としての利用もあるのですね
(田中さん)キリンビール株式会社さんは、企業の環境保全の取組で昨年、水の恵みを守る活動「水源の森づくり植林活動」として、1.2haの植林をされました。「緑の少年団」も植樹しています。
       キリンビールの植樹

【取材者からひとこと】
高取山は、古くから炭焼や薪の調達、きのこ・山菜の採取などに利用され、里山として人々の暮らしに密接に結びついている場所でした。86haもの広い里山全体を公園にしていて森の中で自由に遊んで学び、さまざまな体験活動を通じて森の恵みを体感できる施設として利用できます。取材した日は、あいにくの雨で森の中の散策はできませんでしたが、晴れた日に来て高取山展望台までぜひ行ってみたいと思いました。(環境学習推進員 平島俊次)