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プログラムNo.427p3
芹川ダム周辺の野鳥を観察したり、植物に親しむことを通して、自然のすばらしさを再発見し、自然を大切にする気持ちを育むことを目的とします。
1.野鳥観察の事前説明(15分)
(1)観察のコースと地点
・ダムの周囲を1/4周回りながら、重点観察地点3箇所に望遠鏡をセットしてダム湖の水鳥を観察する。
・移動の途中2箇所で足をとめて、木にとまっていたり、木々を飛び交う野鳥を観察する。
(2)フィールドスコープの使い方
・肉眼または双眼鏡で、全体を見てあたりをつける。
・双眼鏡で見えた鳥を倍率の高いスコープ(20倍、40倍、60倍など)で観察する。スコープは三脚にセットして用いる。
2.野鳥観察(80分)
(1)第1番目の観察地点は、ビジターセンターに近い堰堤からダム湖全体の水鳥を観察する。
(2)ダム湖1/4周までの途中、別の2地点で水鳥を観察する。(オシドリ、マガモ、キンクロハジロなどを観察)
(3)鳥の鳴き声が聴こえるあたり2地点で、声の方向に目をやり、肉眼や双眼鏡で水鳥以外の野鳥を観察する。(メジロ、シジュウカラ、セキレイなどを観察)
3.インテリア素材の採取(40分)
ビジターセンターまでの帰路にクリスマスリースやアクセサリーの材料となる自然の素材を採取する。
(1)採取にあたっての注意事項を述べる。
(2)植物のツルや、リースを飾るマツカサ、赤い色の実などを採取する。
4.インテリアづくり(30分)
ビジターセンター屋外のベンチで、クリスマスリースやアクセサリーを製作する。
(1)木のツルを作りたいリースの大きさに丸く巻き、マツカサや鮮やかな色の付いた木の実、スギの葉などを取り付ける。マツカサは固定しにくいので、強力なボンドを用いて取り付ける。
(2)金色や銀色のカラースプレーをマツカサや木の葉に吹き付け、クリスマスらしい色をつける。
5.まとめとあとかたづけ(15分)
(1)プログラムのまとめをする。
・渡り鳥の生活:日本より寒い北の国から渡ってきた水鳥は、春になると再び北の国に帰っていく。
・渡り鳥と環境:鳥がいないような所は人間にとってもいい環境とはいえない。人間も鳥も安心できる豊かな環境を大切にする。
(2)リースづくりで残った素材は、土に還るように木の根本に捨てる。
・芹川ダムで野鳥観察を行います。たくさんの野鳥たちとの出会いが楽しみです。(冬鳥の観察だけなら、1月、2月でも実施可能)
・植物のツル、マツカサ、色のついた実などリース製作用の自然素材を採取を通して、植物への関心も拡がります。