「びわこのちから」発見!フォトコンテスト 入選作品

琵琶湖をはじめ、未来につなぎたい山や川、人々の暮らしなど、琵琶湖の価値再発見の写真とメッセージをどうぞご覧ください。

いとなみ

田中 博文

里山の棚田で田植えの人。
この先祖伝来の「いとなみ」が続きますように。
農地改良政策で棚田は少なくなり、寂しい限りです。

撮影地
大津市仰木

琵琶湖冬景・しぶき氷

岡本 光夫

琵琶湖のしぶき氷は、冬の季節、氷点下の気温のもと、比叡山などから吹きおろす風が強い日に、湖の波しぶきが樹木などに氷結して付着する自然現象で、主に東側の湖岸緑地で見られる。 しかし、地球温暖化の影響のせいか、ここ2、3年はあまり見られなかった。 今年(令和3年)1月9日の早朝、守山市木浜の湖岸緑地で、見事なしぶき氷に出会えた。
凍えるような寒さを全身に感じながら、大気と琵琶湖の水と周りの山々からの強風が造りあげた氷の芸術に引き込まれるような心地であった。

撮影地
守山市木浜町

湖辺の彩り・ノウルシ

越川 和子

ノウルシは、河川の氾濫原や琵琶湖岸に広がる湿地性の原野に自生する植物で、湖西や湖北地域の琵琶湖周辺に見られます。 高島市新旭町の針江湖岸も自生地のひとつで、毎年、4月半ばになると、ヨシ原の新芽が伸び出す前の湖岸に黄緑色の花を咲かせます。 今年は、いつもの年よりも早く、3月末には、幾つかの群落がみられました。
この写真には、ふんわりとしたノウルシとともに、楊柳の芽吹きやヨシの角芽なども写っていて、春を迎え、生き生きとした琵琶湖岸のようすが伝わります。

撮影地
高島市新旭町針江

夕映え

山口 修

何年ぶりかで湖岸に「しぶき氷」と呼ばれる美しい氷の華が見られました。
「しぶき氷」は深夜に寒気と強風で、波のしぶきが枯れ木などに付着して固まったものです。
木浜一帯で多く見られた中、夕日と比叡山をバックに撮ることができました。琵琶湖の南部でもこのような美しい自然現象がみられることに感動を覚えました。

撮影地
守山市木浜町

夜明けの舞

上野 茂雄

天気が良いと琵琶湖の朝はとてもきれいです。

撮影地
大津市 柳ヶ崎

涼を求めて

野末 香奈

学校が夏休みに入ってもコロナ禍でなかなか遠出はしにくい、また毎日続く暑さの中で少しでも涼をとりたいと、子どもを連れて多賀町にある河内の風穴に行きました。
洞窟の中は気温10℃とひんやりとしていて、少しの明かりの中を歩いていると、ちょっとした冒険気分を味わうことができました。 洞窟の近くを流れる清流は地下水が流れ込んでいるとあって透明度が高く手を入れると痛いぐらいの冷たさでした。 子供達が大人になっても残しておきたい自然でした。

撮影地
多賀町 河内の風穴

1 日限りのダイナソー

福島 正則

琵琶湖の飛沫氷(しぶきごおり) は、南部でも見ることができます。 ただ、毎年毎日見れることはできず、今年は数年ぶりに1日だけ撮影することが出来ました。
北陸から強い風と寒波が重なる条件で夜に草木にかかるしぶきが凍り、翌朝に見たことのない世界を作り出します。 翌日には日差しですぐに溶けてしまいます。 本当に1日限りの光景です。 中には恐竜の骨のように見えるものもあります。 知らずにこの光景に出くわすと、びっくりすることでしょう。

撮影地
北山田 湖岸道路

稲穂たなびく「ゆりかご」

あるぷん

湖魚が琵琶湖から水路を遡って産卵にやってくる「魚のゆりかご水田」。
籾もしっかりと付き、今年も順調に育っているようです。先日の台風の時は、さぞかし「ゆりかご」も大揺れだったことでしょう。 この時期の魚たちは、もう琵琶湖に帰っているはずと思いつつも気になります。
魚を保全しつつ、琵琶湖と共生する気遣いの農業には、お米の品質までもが裏打ちされている気がし、これも「びわこのちから」に違いないと感じました。

撮影地
野洲市安治

私とおじいちゃん

藤原 厚士

草津市志那の湖周道路にある駐車場です。
毎年冬にはコハクチョウが飛来し、見学者が沢山来ます。 しかし、近年飛来数が減っています。 その分、ユリカモメが人々と戯れ楽しませています。
この日も撮影に来ましたが、おじいちゃんと孫娘がエサをやっていました。 とても楽しそうで、琵琶湖を背景にして、ユリカモメが飛び交う姿がとても印象的でした。

撮影地
草津市志那

秋、夕刻の西の湖

上角 真喜子

いつもそこにある西の湖がとても好きです。 夕刻の、物言わぬ西の湖はなおさら美しいと感じます。
日々、育児に仕事に翻弄される毎日ですが、変わらずにある静かな西の湖に身も心もいやされています。 この写真はその静かな西の湖を真正面から映し出していると感じます。 夕刻ならではの絶妙な色の混ざり具合も魅力的です。

撮影地
近江八幡市 西の湖周辺

河骨の水路

イチモン

コウホネが、水中から花径を伸ばして咲いていました。
県内の河川や池沼などでみられる植物ですが、生育環境の悪化により少なくなっています。 写真の水路には、水路幅いっぱいに、たくさんのコウホネが咲いています。
いつまでもこの植物と風景が残るよう願っています。

撮影地
長浜市

未来に繋ぎたい棚田

下田 眞由美

「日本の棚田百選」に滋賀県で唯一選ばれている高島市畑の棚田。 「畑の棚田保存会」が作られ、オーナー制度や棚田ボランティアなど、棚田を後世に繋いでいくための取組みがなされています。
後継者不足で耕作されていない区画が増えているようですが、何とかこの美しい景観を残していただきたいと思います。

撮影地
高島市 畑

冬の朝

米谷 清

赤坂山、下山中の風景。
山と陸と湖が一体になった感じがし、美しく湖面が輝いて威厳さを感じました。

撮影地
赤坂山

清流の登攀

富永 裕二

安曇川流域の右岸の谷、明王谷口の深谷です。
連続する釜や淵を水に浸かっての水線遡行をしていると、突然に大岩壁の大きな滝が行く手を塞ぎます。 急峻で険悪な箇所ではありますが、登りきった後の充実感は忘れられません。
比良の沢の雄大さを感じ、悠久の時の中で琵琶湖とともに、こんなに美しい沢が形成されたことに奇跡を感じます。

撮影地
比良山系 明王谷 口の深谷