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教えてくれる人No.513
今ある自然環境は、自然の何万年という時間の中で「自然」と「人間」とが創り上げてきた結果です。特に「山門水源の森」のような里山は、人が繰り返し自然に働きかけることによって今日の環境がつくられてきました。その「美しさ」・「不思議さ」・「保全の必要性」は、単にその場所を訪れるということだけで理解することはなかなか難しいことです。小さいことからでも保全活動に関わることで、その美しさの秘密や先人の苦労、保全することの意義が少しずつ分かってきます。是非一度でも多く当地を訪れていただくと同時に、私たちと共に「次の世代に引き継ぐ」活動に参加していただくことを希望します。
●活動内容
昭和62(1987)年に「山門湿原研究グループ」が地質・植生・昆虫等について調査を開始。山門湿原の重要性を明らかにしつつ、県・町や地域住民のみなさんと話し合いながら貴重な森の保全活動を行っています。平成13(2001)年に「山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会」を設立し、次の活動を展開しています。
・湿原の保全・復元作業(流入土砂防止、湿地復元試行作業、侵入植物除去作業など)
・調査活動(水質、動植物、基盤調査など)
・「やまかど・森の楽舎」の活用(施設内の展示と解説、訪問者へのガイダンスなど)
・希少種の保全活動(種子採取とその育種)
・環境保全啓発活動(観察会、情報誌の発行など)
・地域との交流
・出前講座(各種団体の要望に合わせた講演)
●「山門水源の森」ガイド(有料)
専門のガイドの説明により貴重な生物の宝庫である「山門水源の森」の仕組みや保全の重要性が正しく理解できます。琵琶湖の水との関連、生態系、生物の多様性の保全、地球温暖化による影響など、さまざまな角度からの学習フィールドとしても活用できます。
観察会や有料ガイドのご依頼は、当会のホームページからお申し込みください。