• 教えてくれる人

西田 謙二

教えてくれる人No.1661

主な活動・指導内容・メッセージ

子供向けにムクロジを使った「手作りの羽根つき遊び」みたいなことも考えています

教えてくれる人情報

分野
森・里山・田んぼ・川
実施方法
出前

活動歴

クズを使った実験と観察-生き物を見つめる実験と観察(10)-1997年7月号(51巻7号)生物の科学「遺伝」株式会社裳華房 発行
1990年からのクズ(葛)の教材化の試みでは観察や実験に使えそうな演題が豊富に考えられた。ここでは①クズの花からマメ科植物の花の構造と機能を調べる、②クズの茎と葉を観察する、③クズ群落の生産構造を調べる、④くずの窒素同化を調べる、⑤クズに含まれる色素を調べる、⑥クズのでんぷんの形態と化学的性質を調べる、等を簡単に解説した。生徒が自然環境の中での生命現象を科学的に探究するためにクズは極めて有効であり、クズ群落に着目することはヒトが自然との関わり方を求めるための大きな指標を与えると考えている.

「安土・景清・源平盛衰に因む草木」
単独講演 2012年2月 滋賀県立安土城考古博物館
2011年度連続講座の一環で、安土町内にある「景清椿」に因み、自然の草木に人との因縁を結びつけ、伝承する意味は何か、という考察について事例を挙げて講演した。
平家の遺臣、平景清に関する通説は全国にあり、歌舞伎や落語に至る伝承は実に幅広い。静御前に因む「静の桜」も人々の古木や大木にみる生命力へのあこがれを伝える。源平盛衰の時代から人々が見た光景は著しく変化しているが、歴史上の人物の逸話を自然の事物に託し、長く畏敬し続けようとする信心の現れは今も強いと考えている

「鎮守の森」
単独講演 2013年3月 滋賀県立安土城考古博物館
2012年度連続講座の一環で滋賀県内の社叢林について植物社会学的に考察した。まず、県内の鎮守の森は人と自然を結ぶ、極めて生活に密着した格別の区域であった。次に県内の社叢林は豊かな雨量に支えられた照葉樹の森であった。縄文時代以後の温暖な気候により北上した樹種が主な構成種である。第3に、県内の鎮守の森を構成する樹種のうちタブノキは全国的な分布と比較すると、内陸の県内での分布は地史との関連において興味深い。ただ、県内の鎮守の森は開発による急激な変貌が有り、その機能が危ぶまれ、早い対応が必要と思われる。

備考

関連リンク

詳しくは下記ホームページ、SNSアカウントよりご確認ください。

西田 謙二さんの学習プログラム