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【イベント】環境・ほっと・カフェ「蛇籠ってなに?知って、作って、考える。」を開催しました。

  10月18日(土)に環境学習や環境保全活動に携わる指導者の方を対象に、環境・ほっと・カフェ「蛇籠ってなに?知って、作って、考える」講座を琵琶湖博物館にて開催しました。
  第一部は現在開催中の企画展示「川を描く、川をつくる」から“蛇籠”に注目し、治水に対する考え方や歴史的背景、蛇籠の機能などの講義を受けました。さらに解説を聞きながら展示資料の古地図や蛇籠を見学しました。記録されている智慧を紐解き、現代人に伝えていくという学芸員の仕事が印象に残りました。そしてその智慧は形を変えて現在にも生かされていることに驚きました。
  第二部は籠編みの講師から手ほどきを受けながらミニチュアサイズの蛇籠を実際に作りました。初心者に蛇籠編みはとても難しく、行きつ戻りつしつつもなんとか完成させることができました。今回のミニチュア用に講師の方が0.3㎜程の薄い竹を用意してくださり、一本の竹から厚さ0.3㎜程に薄く“へぐ”実演には感嘆の声が出ました。限りある材料を、多くのものに加工して使ってきた先人の智慧や工夫にも思いをはせることができました。多くの学びや考えるきっかけを得た講座となりました。
#琵琶湖博物館 #環境学習をもっとみんなの日常に #蛇籠

展示資料”蛇籠”を見ながら解説を受ける。

細長い古地図を拡大した資料を見ながら。 何事も始めが肝心。
見るは易し、やるは難し。 厚さ0.3㎜に”へぐ”作業。 できあがった”蛇籠”。