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8月も終わりが近づいた日の午後、学芸員さんの水草調査におじゃましました。
今日の調査内容は赤野井湾~雄琴方面へ4回位置変更しながら琵琶湖南湖を横断し、水草の繁茂や湖底の状態をしらべるというものです。
この調査は2011年ころから毎月実施されています。
琵琶湖の南湖が水草に覆われているという話を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。実際にもその通り、広い南湖の真ん中でも水草がびっしりと繁茂している様子が見られました。湖面まで葉を広げている水草は、船のスクリューにいかにも絡みつきやすそうなほどに、また、湖底から湖面近くまで長く伸び密集して生えている、岸近くでは抜けたものが水面に固まって浮いているなどさまざまでした。
「藻取り器」を使って水草を採取してみると、一度投げただけで大量に取れました。そのほとんどが在来種のクロモでしたが、他の在来種はトリゲモ、ホザキノフサモが見られ、また外来種のコカナダモは少し含まれている程度でした。一部の水草は少しカビ臭がしました。
水草は年によって増減があるものの、完全になくなることはないそうです。だからこそ、私たちの身近な存在として向き合い、増えすぎないように管理していくことが大切だと感じました。
「びわこのちからちゃんねる」では水草に関する動画を公開中です
江戸時代の藻とり(藻刈り)に挑戦!ぜひご覧ください!
https://www.youtube.com/watch?v=JviSmQoNfXA
昨年実施した環境学習センター 環境ほっと・カフェ「水草を知ろう」の様子は
「エコロしーがHP」からhttps://www.ecoloshiga.jp/topics/kankyohotcafe2024oct/
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水草が大量繁茂している様子 |
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「藻取り器」での採取。一回でずっしり | 遠くに船「うみのこ」がみえます |