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プログラムNo.903p1
買い物から環境問題の解決方法を考えます。
・日常的に購入している身近な商品を通して、資源、エネルギー、廃棄物などに ついての関心を促すことができる。
・地産地消のメリットを理解することができる。
1.アイスブレイク
初対面の参加者が親近感をもてるよう、参加者の気持ちを解きほぐす。
2.環境への負荷が少ない商品を選ぶ
次の3つの商品群に各2~3の類似商品をおき、各商品群の中から環境にやさしいと思う商品を選択し、ワークシートに記入する。
また、なぜその商品を選択したか理由を書く。
① 紅茶(リーフティ、ティーバッグ、缶入り、ペットボトル入り)
② きゅうり(露地栽培はだか売り、ハウス栽培トレイつき)
③ バター(紙箱入りバター、紙箱入り&プラスチックケース入りマーガリン、
プラスチックケース入りファットスプレッド*)
(*油脂含有率80%を超えるものがマーガリン、80%未満がファットスプレッド)
3.グループワーク
(1)グループの中で各自が環境に良いと思う商品とその理由を話し合い、グループとしての意見をまとめる。
(2)発表
商品群ごとに発表グループを決める。順次グループの代表者が環境にやさしいと思う商品とその理由を述べる。
(3)上記と異なる商品を選択した人が、環境にやさしいと思う商品とその理由を発表する。
4.環境に負荷が少ない商品に関してパワーポイントを用いて解説する。
(1)商品選びの考え方
① 食と環境を考える視点
② グリーンコンシューマー、私たちにできること。普段の買い物の基準として、価格、安全、性能がある。これに環境の視点を加える。
(2)商品群ごとに環境クイズも交えながら、環境にやさしいところと問題点を解説する。
1)紅茶(答えは、「リーフティ」)
・ゴミ、製造時のエネルギー、容器に使う資源の量を考える。
・クイズで、日本人が1年間に消費する缶飲料とペットボトルの本数を考える。
・缶・小型ペットボトル飲料の消費量推移グラフ
・缶とビンの回収方法と費用負担の違い
・外国のリユースタイプ飲料用ペットボトルの紹介
・缶やペットボトル入り紅茶の原材料について など。
2)きゅうり(答えは、「露地栽培はだか売り」)
・旬とハウス栽培の生産エネルギーの違い
・かぼちゃの旬はいつ?
・食品廃棄の現状、台所のごみ量と中身
・世界各国の食料純輸入額
・食品の包装 など
3)バターとマーガリン(答えは、「紙箱入りバター」)
・作られ方の違い(原材料、原産地)
・パーム油について、外国の生産地の状況など。
・フェアトレード
・「地球の食卓」(TOTO出版)の紹介、1週間分の食材など。
(3)まとめ
①グリーンコンシューマーの10原則
②グリーンコンシューマーが増えるとどうなるか。