知ろう やってみよう 自然体験

このページでは、自然体験に関連する滋賀県の取組やプログラムづくりの参考として活用できるサイトなどを紹介します。

滋賀の自然を知る

  • 滋賀の自然を知る

    県土の半分以上を占める滋賀県の森林は、スギ・ヒノキなどの人工林や、アカマツ・コナラ・ブナなどの天然林で構成され、琵琶湖と一体となって四季折々の風景を作り出しています。また、これらの森林は、琵琶湖にとって重要な水源地です。その他にも、木材等の生産の場、地球温暖化の防止、県土の保全、多様な動植物の生息の場など、様々な役割を果たしています。

  • 滋賀の自然を知る

    滋賀県は、周囲の急峻な山々に囲まれており、県内に降った雨のほとんどは、多くの河川を通して琵琶湖に流れ出ます。509本ある一級河川のうち117本が直接琵琶湖に流入し、唯一の流出河川である瀬田川を経て、最終的には大阪湾に注ぎます。大小様々ある滋賀県の河川には、それぞれの環境に応じた生き物が生息し、上流・中流・下流によって、多様な生態系を見ることができます。

  • 滋賀の自然を知る

    琵琶湖のまわりの田んぼは、琵琶湖の魚にとって大切な産卵場所になっています。田んぼは水深が浅いので水が温まりやすく、えさとなるプランクトンも豊富なので、生まれて間もない魚の成育の場に適しています。そこで、ニゴロブナやコイ、ナマズなどの魚たちが田んぼを産卵場所として利用できるよう水路に魚道を設置する「魚のゆりかご水田プロジェクト」が進められています。

  • 滋賀の自然を知る

    琵琶湖は、約670㎢の面積を持つ日本最大の湖で、滋賀県全体の面積の約6分の1を占めています。また、約400万年という長い歴史を持つ世界有数の古代湖の一つとして、60種を超える固有種をはじめ、1万種を超えるといわれる多種多様な生き物が生息しています。また、平成5年(1993年)には「ラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)」の登録湿地となりました。湖の周囲には、多くの内湖が存在し、魚の産卵の場、養殖の場、また、水の浄化の場として重要な役割を果たしています。

もっと知ろう!学習教材の紹介

滋賀県の環境について詳しく知ることができる学習教材をご紹介します。ぜひご活用ください。

  • 琵琶湖ハンドブック

    琵琶湖に関する基本的な情報、専門的な知識、過去の活動等をまとめたびわ湖の百科事典です。

  • びわ湖を学ぼう

    琵琶湖の価値や現状など基本情報を中心に、琵琶湖ハンドブックの内容を抜粋・編集して作成した学習ツールです。

  • MLGsツーリズム学習BOOK

    環境学習旅行の事前学習として、MLGsや滋賀県・琵琶湖の環境について学び、児童・生徒の探究的な学習に活用いただける教材です。

  • 琵琶湖システム

    琵琶湖と共生する持続的な農林水産業の継承に向け、次世代を担う子どもたちに「琵琶湖システム」への理解を深めてもらうための学習教材です。

滋賀の自然とふれあう

自然を活かした体験学習

  • うみのこ

    びわ湖フローティングスクール「うみのこ」

    県内の全ての小学5年生を対象に、学校教育の一環として、母なる湖・琵琶湖を舞台にして、学習船「うみのこ」を使った宿泊体験型の教育を展開し、環境に主体的にかかわる力や人と豊かにかかわる力を育みます。

  • やまのこ

    森林環境学習「やまのこ」

    県内の全ての小学4年生を対象に、子どもたちが、森林への理解と関心を深めるとともに、人と豊かにかかわる力をはぐくむため、学校教育の一環として、森林環境学習施設およびその周辺森林で体験型の学習を実施しています。

  • たんぼのこ

    農業体験学習「たんぼのこ」

    農業体験を通じて、子どもたちが農業への関心を高め、理解を深めるとともに、生命や食べ物の大切さを学ぶ「農からの食育」を推進するため、県内の小学校において、子どもたち自らが「育て」「収穫し」「食べる」という一貫した体験学習を実施する取組に対し支援を行っています。

地域とつながる環境学習

  • エコ・スクール

    エコ・スクール

    エコ・スクールでは、将来の社会づくりの主役である児童生徒が、主体的に環境学習・保全活動に取り組む力を身につけることを目的として、学校全体で地域の人と連携しながら環境学習に取り組まれています。

  • 地域温暖化防止(CO₂ネットゼロ)出前講座

    地域温暖化防止(CO₂ネットゼロ)出前講座

    地球温暖化防止活動推進センター職員や地球温暖化防止活動推進員が講師として出向き、「琵琶湖への温暖化の影響」や「食とエネルギー」、「家庭における省エネ取組」など受講者のニーズに合った教材により講座を実施しています。

  • 近江環人地域再生学座

    近江環人地域再生学座

    大学院研究科の学生および社会人を対象に、湖国近江をフィールドとして、地域診断からまちづくり活動の実践まで、地域における多様な活動や挑戦のための知識・手法を学び、地域資源を活用した地域課題の解決や地域イノベーションを興し、新しい地域社会を切り拓く、イノベーターやコーディネーターとなる人材の育成をめざしています。

自然とふれあう関連情報

THE シガパーク

THE シガパーク

びわ湖を中心として滋賀県全体が一つの大きな公園となった姿、でつながるしがの公園~「THE シガパーク」を実現することを目指し、県内の様々な特色ある「シガパーク」の情報を発信しています。

  • THE シガパーク
  • THE シガパーク
  • THE シガパーク

びわこのちからチャンネル

びわこのちからチャンネル

琵琶湖博物館の学芸員を中心に、博物館を飛び出し、様々な切り口から琵琶湖の魅力を発信します。日本一大きく、日本唯一の古代湖・琵琶湖の「ちから」を、動画を通じて体験してください。

  • びわこのちからチャンネル
  • びわこのちからチャンネル

滋賀県琵琶湖環境科学研究センター

滋賀県琵琶湖環境科学研究センター

琵琶湖と滋賀の環境について様々な研究に取り組んでいる琵琶湖環境科学研究センターでの調査研究やフィールドワークの様子などをご覧ください。

  • 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター
  • 滋賀県琵琶湖環境科学研究センター

グリーンツーリズム滋賀

グリーンツーリズム滋賀

グリーンツーリズム滋賀とは、滋賀県内の農山漁村で体験できる農林漁業体験や生活体験などができる施設や体験プログラム、イベントなどを紹介するホームページです。

  • グリーンツーリズム滋賀
  • グリーンツーリズム滋賀
  • グリーンツーリズム滋賀

琵琶湖システム

琵琶湖システム

伝統的な琵琶湖漁業、水田に遡上する湖魚を育む「魚のゆりかご水田」、米と湖魚との融合から生まれたフナズシなどの食文化、湖魚を用いた祭礼などと併せて、琵琶湖の環境に配慮した環境こだわり農業や水源となる森林保全活動などによって形づくられる持続可能な生業のシステム「琵琶湖システム」について紹介するポータルサイトです。

  • 琵琶湖システム
  • 琵琶湖システム

県内で行われる環境学習のイベント情報はこちらから検索ください。

自然体験を企画する

  • 自然体験(幼児)
  • 自然体験(小学生)

琵琶湖にたたずむ水鳥を見つけたこと。琵琶湖で泳いだこと。カブトムシの幼虫を夢中で探したこと。
森の中で秘密の基地をつくったこと。ホタルやリスたちと出会ったこと。雪合戦やかまくらで雪遊びをしたこと。
わたしたちは幼いころ、自然の不思議や生き物たちとどんなふうに出会ったでしょうか?
美しい自然の中での遊びやその中で発見した小さないのちの営みのすばらしさ、季節の移り変わりと人々のくらしが一体となって織りなす地域固有の伝統行事など、幼いころに日常生活の中で感動したさまざまな体験。それらの体験を通じて、わたしたちは自然とその恵みの中で生きていることを実感し、自然を大切にしなければならないという気持ちを持ち、行動を身につけてきました。

<新うぉーたんの自然体験プログラムP.1「わたしたちの大切な思い出」より抜粋>

自然体験プログラムの企画・運営にあたって

自然体験を一緒に楽しむために

  1. 危険予知と自己回避
    自然体験活動は、野外活動という性格上、自然から得る感動も大きいとともに、様々な危険がはらんでいます。安全対策は、『危ない』から子どもの行動を制御するよりも、あらかじめ危険を予測して、危険をなくす、あるいは緩和する方向で考えましょう。同時に、万一の対策を講じ、スタッフの打ち合わせを徹底しましょう。また、子どもに対しても、どこに危険が潜んでいるかを伝え、自己回避の考え方を伝えましょう。
  2. フィールドマナーを守ろう
    自然体験の実施は、少なからず自然環境にインパクトを与えてしまいます。良い自然体験を持続的に実施できるように、正しい自然とのつきあい方を伝えることも大切です。

活動前の注意点

  1. 下見の方法
    アクティビティを実施するためには、事前の下見が不可欠です。当日のフィールドはアクティビティを行える条件を満たしているか、危険はないか、危険を回避するにはどのような対策を取れば良いか。
    下見を十分に行うことで、事前準備や当日のアクティビティの充実度が違います。
  2. チェックポイント
    • アクティビティを行う場所の自然の確認(雑木林、広場、動植物、静けさなど)
    • コースの確認(集合場所、アクティビティ実施場所、(トイレ)休憩場所、解散場所)
    • 危険場所の確認(交通事故、危険な動植物、迷いそうな道、崖など)
    • タイムテーブルとの照合(子どもの歩行速度を予測して、アクティビティにかかる時間を読む)
    • 現地への行き方(使用する交通手段、必要経費、道順、危険場所)
    • 雨天時の対応(決行・延期・中止・途中で降ってきたときの逃げ場所)
    • 救急時の対応(救急病院の連絡先、行き方、連絡手段(携帯の有無))
    • フィールド使用の手続き(管理事務所などへの申請、他団体、他行事とのバッティングを確認)

振り返りの重要性

ふりかえりでは、以下のステップを踏むことが大切です。

思い出す 表現する 分かちあう

  • 思い出す作業では、子どもが思い出す時間を十分設けること。子どもが自然体験の時を思い出せる言葉がけを意識してください。
  • 表現する作業では、子どもの気づきを否定しないこと。一人ひとりの良さを強調してあげることを大切にしてあげてください。そして、わかちあいの段階では、ひとりの子ども気づきを、全員の共通認識として広げられ言葉を返してあげましょう。
<環境省HP『すぐに使える自然体験プログラム「プログラムを進めるために」』内、自然体験アクティビティの指導法より抜粋>

詳しい内容はこちらをご覧ください。

新うぉーたんの自然体験プログラム

幼児期における身近な自然体験を通じて豊かな感性を育み、いのちの尊さを感じとることや自然と人間とのつながりを意識できるようにすることをねらいとして作成したプログラム集です。
地域の自然を大切に思う気持ちや環境保全のために自ら考え行動する力(生きる力)を培っていくため、幼児(3~6歳児)の自然体験学習に活用いただけます。

新うぉーたんの自然体験プログラム

自然体験活動安全管理マニュアル作成の手引き

社会教育や学校教育における子どもを対象とした様々な活動にあたり、事故の未然防止策や安全確保のための指導体制の確立など、安全対策を講じて実施できるようにするために作成した手引きです。

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